釣瓶落とし

釣瓶落とし

滋賀県にまつわる妖怪としては、「釣瓶落とし」という妖怪が伝わっています。

 

同じような伝承は、京都、岐阜、愛知、和歌山に見られますが、大体の筋立ては同じです。

 

釣瓶落としは、古い松の木から突然、生首が降ってきて、人間を驚かし、その人を喰ってしまうという凶暴な妖怪です。

 

人間を一人食べると、腹が膨れるのか、暫くは現れず、また2〜3日経つと現れて、人を喰うといいます。

 

別の伝承では、カヤの木の上から、突然降ってきて、ゲラゲラと笑いだし「夜なべすんだか、釣瓶落とそか、ギイギイ」と言って。
また木の上に上っていくという、愉快(?)な妖怪です。

 

ゲゲゲの鬼太郎に出てくるのは、この愉快な方の釣瓶落としでしょう。

 

また、滋賀県の彦根市の伝承に伝わる、釣瓶落としは、そのような、恐ろしい妖怪でも、愉快な妖怪でもありません。

 

それは、木の上に釣瓶落としがいて、人が通りかかると、木の上から釣瓶を投げつけるという愉快犯のような存在です。
はっきり言って、びっくりするわ、危ないわ、腹立たしいわ、ですね。

 

釣瓶落としや、釣瓶下ろしに類似する話は、全国にあるそうですが、それらは怪異現象として片づけられ名前はないようです。
名前があるのは、東海・近畿地方のみだそうです。

 

ただ、何らかの物体が木の上から降ってくるという筋立ては共通しています。

 

滋賀県の人と出会う機会があれば、釣瓶落としについて詳しく聞いてみるといいかもしれません。