妖怪伝説

妖怪伝説

滋賀県は、なかなかに妖怪王国のようです。

 

ここには、化け火という、炎の妖怪がいます、ゲゲゲの鬼太郎にも出て来ますからメジャーな妖怪ですね。

 

化け火は、江戸時代の文化年間(1810年代)の奇談集「周遊奇談」に名前が現れます。

 

化け火は近江の国堅田村(滋賀県大津市)に伝わる妖怪です。

 

化け火はシーズンを問わず、曇りか小雨の夜に出現する目立ちたがりの妖怪です。

 

湖の湖岸から出現し、地上から120〜150センチの人の目線程度の空中を漂います。

 

最初は、小さいのですが、移動する事に大きくなり、最期には90センチもの大きさになると言います。

 

別に何か悪さをする訳ではないのですが、力は凄まじく強いようです。

 

ある力自慢が化け火の正体を暴こうと考えて、大声を上げながら飛びかかると反対に男は、10m以上も吹き飛ばされたそうです。

 

しかし、落ちた場所は実っている稲穂の上だったので、男は怪我をしませんでした。

 

それ以外にも力自慢が、あの手この手で化け火を掴まえようとしましたが、やはり尽く、吹き飛ばされてしまったそうです。

 

その為に、人々はうんざりして、化け火には構わなくなったと言います。

 

化け火は平和主義の妖怪なんですね。

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