滋賀県から発祥した近江商人

滋賀県から発祥した近江商人

滋賀県と言えば、三方良しの近江商人の故郷です。

 

日本三大商人と呼ばれる、大阪商人、伊勢商人と並び称される存在で、その歴史も鎌倉時代からに遡ります。

 

初期の頃は京都・美濃国・伊勢国・若狭国などを中心に行商を行っていました。

 

しかし、徐々に活動地域や事業を日本全国に拡大させ、戦国期には、朱印船貿易を行い、海外に雄飛する者も出ます。

 

江戸時代に入ると、その活動域は、日本の三都である、京都・大阪・江戸に進出、主に、大名貸しのような金融業。
それに醸造業に就いて成功を収めました。
中には、当時の蝦夷地に渡って商いを起こした人もいます。

 

その商才を当時の江戸っ子に憎まれ、「近江泥棒、伊勢乞食」と蔑まれました。

 

しかし、実際の近江商人は、信仰心に厚く、自己を律する倹約精神に溢れた人が多かったといいます。

 

買い手よし、売り手よし、世間よし、の三方よしの理念を持ち、ただ儲ければ良いというのではなく、利益を社会に還元させるという精神を持っていました。

 

成功した近江商人の中には、神社・仏閣を建立したり、社会事業に私財を投じるような人物も多くでています。

 

現在でも、滋賀県出身者の企業を近江商人と称するなど、その名前は、広く日本社会に認知されています。